完全版26巻感想

待ちに待ったこの瞬間。
一日遅れのため、5日に購入しました。根性で早起きし、バスで15分。昂る気持ちを抑えつつ、ゆるゆると本屋へ。
昼過ぎから学校があるため、購入後、すぐに読みたい気持ちを抑えて学校の方向まで数分徒歩。学校まで歩いて20分ほどに位置する河原、コンクリの上に座って読みました。
いい感じに空も晴れ、風も強すぎず弱すぎずで心地よい空気。外で読書というのもなかなか乙なものですね。
まずは25巻から順番に読んでいきました。ただしラストワーヅのインタビュー記事は回避。
25巻原色魂図鑑→ラストワーヅ「股旅日和」「人魂ピンズ・コレクション 制作順調月報」→25巻本編→26巻本編→26巻原色魂図鑑→ラストワーヅ「武井宏之先生インタビュー」
の順番で読みました。結果として、原色魂図鑑とインタビューにはややネタばれがあったので、この順番で正解でした。

原色魂図鑑

五大精霊はやっぱかっこいいなあ・・・。彼らを葉たちがどのようにしてO・Sするのか、非常に気になるところです。ただ、最初のネームだと五代精霊はほとんど出なかったって言ってたし、あまり活躍は望めないのかもしれません。説明に登場する神々の名前、知ってるものから知らないものまでたくさんあります。いずれ、各々の神について調べてみようと思います。
そして、その五大精霊さえも遥かに凌ぐ大きさで描かれた「プリンセス ハオ」・・・!【伝説】で笑いました。うん、確かに伝説だ。アンサイクロペディアで単独ページ出来てるくらいですし。「ユンボる」という単語があることを最近知りました。

第287廻「グッドモーニング ムー大陸

  • ついに始まる、4年ぶりのシャーマンキング・・・こんなに嬉しい気分になるのは久し振りです。
  • DVD-BOX3のチラシに描かれていた葉のセリフはここでしたか。"阿弥陀丸と葉" やはり、改めてスタートする完結編はこの二人から始まりですね。あー、阿弥陀丸かっけえなぁ・・・。影が薄いだのなんだの言われがちですが、僕は阿弥陀丸が大好きです。
  • 「オレの自慢のつの」・・・。まぁ、アレですよね。カリムのO・Sは、バトウ兄さんのアレと同じようなものですよね。

第288廻「フォーリン ダム子」

  • 「ダ―――――ムコ――――ッ」この一言に尽きます。
  • 武井先生が「連載だとこの話に十週かけてたと思う」「2話の予定だった」とかいろいろ言ってますが、確かにこの話は10週かけるだけの価値があると思います。カットされているホロホロとダム子が遊ぶシーンとか、ホロホロがダム子と口をきかなくなった半年間とか、ホロホロの葛藤とか、修行の様子とか。うまくやれば「恐山ル・ヴォワール」並の名作になると思う。無論、この1話だけでも十二分に名作ですけれど。
  • コロロがダム子に変化するシーン。漫画読んでて予想外の展開に驚くのはよくあることですが、こんなにびっくりしたのは久方ぶりです。本当にびっくりした。ちなみに、マンキンブックの「キャラに突撃Q&A」にはこんなやりとりが。

    Q:生まれ変わったら何になりたい?
    A:クルル・・・(8等身・・・)

    ・・・・・・。
  • ホロホロが泣きながらコロロを抱き締めるシーンで涙が・・・
  • 出そうになったのですが、次のページで土葬されてるカリムみて引っ込みました。

第289廻「インビジブル ジュリーン」

  • 「カ―――――リム――――ッ」この一言に(ry
  • レニム・・・一人くらい、噛ませ犬というか、やられ役の十祭司がいてもおかしくはないと思ってはいましたが、何というか・・・。可哀そうだなあ・・・レニム・・・。
  • リゼルグの探偵設定が本編に生かされるのってすごい久し振りな気が。

第290廻「猫は寂しい人間になつく」

  • サブタイトルがすごくいいです。
  • 霊を見る力は魂を見る力→外面ではなく内面を見る力→心を読む力
    読んでいて「なるほど」と納得しました。すごく分かりやすい解説です。心を読む能力が「霊視」と呼ばれていたのも頷けます。普通に霊を見る能力と同じ名称で紛らわしいと思っていたのですが、根本的には同じ能力だったということですね。
  • 「平安センス」何故だろう、すごく心に残る。この言葉。
  • ひさびさの馬孫刀。どこから出したんだて突っ込みが入りそうですが、ボリス戦を読みなおせばその疑問は解消されます。
  • 憎しみを受けとめることを決意した蓮。蓮のことやり方を見ていてセンジュ君を思い出しました。そういえば中の人はどっちも同じですね。

第291廻「憎めニクロム さもなくばオレは倒れん」

  • サブタイトルがすごくいいです。291話とは別ベクトルで。
  • 何だか少年誌的に王道な戦闘って感じですねえ・・・。小細工なしに全力でぶつかり合う感じ。好きですこういうの。
  • ファウストさんピースでアピール。描き下ろしでの唯一の出番。そういえば今気付いたけど、ルドセブはどこ行った?
  • 「愛だ」「オレの家族・・・・・・」この辺のやり取りが、VISIONZのあのイラストに繋がってる感じがしてますね。微笑ましい。
  • 海のプラントのタリム。その実力やいかに。しかしカリムは牧場経営してるしタリムは海の家やってるし、結構自由なんすね。そういう意味では、火山とか砂漠とか結構ハズレクジ引かされた感が。

VISIONZ5

  • 詩の内容的に今回で終わりな感じが・・・。てっきり最終巻で描き下ろしのVISIONZ6とかやると思ってたんですが・・・。本編の最終回での補完に期待します。

ちょっとした予想

というわけで、26巻では描き下ろし完結編、前半の287〜291廻が掲載されたわけですが、一つ載ってないものがあります。JC版最終巻に描き下ろされた、「プリンセス・ハオ」の後日譚「夢のあと」です。まん太が夢からさめ、アンナと共にムー大陸へと向かうエピソード。
誰だって予想してることだとは思いますが、この話は27巻の最初に収録されると思います。で、さらに少し最初の部分が描き下ろしで加筆されると予想しています。この話は「プリンセス・ハオ」から直結しているので、あのままいきなり27巻のはじめに載せてもいまいちだと思うんですよ。なので最初にまん太が見た夢の「プリンセス・ハオ」をさらに詳細に描き下ろして、そこから目が覚めたまん太の叫び声に繋げるのではないかと。
予想と言うか、僕の願望みたいなものですけど。あえて、もう一度漫画本編でプリンセス・ハオを見てみたいという。でも普通にありそうな気がするんだよなあ・・・。

では、完全版の帯のアオリっぽい一言で、今回の記事を締めたいと思います。


"見届ける。その夢の続きを、――最期まで。"