思い出は色褪せない

アニメ版のシャーマンキング、BOX2を視聴開始。
と言っても、放送時に録画したものを週に何度も見てはいたのですが。
DVD-BOXの紹介記事とか書いていたものの、実はBOX2,3は本編DVDはまだ見ていなかったのですよ。色々忙しくて、タイミングを逃したといいましょうか。BOX1は、発売時点でまだ夏休み真っ最中だったので、購入から約2週間で見れたのですが。
「マンタリテが発売される前に、JCの単行本、完全版、アニメ、CDを全部読み(聴き、見)返そう!」と決めたので、昨日からBOX2のDVDを見ています。この記事を更新して風呂に入った後、寝る前に次の巻を見る予定。
で、改めて見ると、なんだかんだで面白いなあ、と感じるわけですよ。
ちなみに、見たのは第7巻。アメリカへ旅立ち、リゼルグが仲間になるところまでです。
録画して何回も見直していたにも関わらず、今になって見返して初めて気づくこともあり、最後に見たのが数年前なので忘れてたシーンも多く、「ああ、こんな場面あったなあ」と懐かしんだり。
ハオの声が思ってたよりも高くて驚きました。あれ、こんなコナンっぽい声だっけ、と。もっと低い声でしゃべってたような気がするのですが、1000年前のハオとごっちゃになってたっぽいです。

見返していて思ったのが、原作にないシーンの補完や演出がうまいということ。ようするに、オリジナル部分ということなのですが・・・。

アニメ版の不評の原因の一つとして、オリジナルストーリーがよく挙げられます。アメリカ編以降、原作通りから外れていき、パッチ村に到着した頃から完全にアニメオリジナルの話になります。そのストーリーが、原作設定から遠く離れていたり、ストーリーとしてつまらないなど、そう言った意見が多い模様。実際、僕もそれには同意出来る部分もあります。

けど、見返していて、そういった「完全なオリジナル」とは違う、「原作のストーリーの合間にはさまれるオリジナル」が、とてもよく出来ていると感じました。

アメリカへの出発前日の竜とトカゲロウの会話、葉とアンナの散歩、リゼルグを仲間にする際の蓮の行動、ビリーの活躍、そして一番素晴らしいと思ったのが、シルバとハオの会話でのハオのセリフ。

「僕がいるからお前は存在しているんだよ」

これは良い伏線ですよね。原作を知ってる人からすればなんてことのないセリフですが、知らない人が見れば「どういう意味なんだろう?」と首をかしげるはず。実際、僕もこの回をリアルタイムで見ていた当時は原作のリリララ編まで読んでいなかったので、このセリフはすごく気になりました。

さて、これから見る8巻以降、まだまだ新しく気づけるところがありそうで楽しみです。



今回のオチ。
リゼルグ・リベンジャー」で、病院から出てきたホロホロのセリフが、何気にすごいネタ発言だったことに気付きました。
「あの看護婦、あわやりんごに似てたなー」
アニメスタッフめ・・・なかなかやりおるわ・・・!
こういう細かいところまで注目出来るようになったのは、「さよなら絶望先生」で観察力が培われたからなんだろうなぁ。