中二病でも殺したい!『シャーマンキングFLOWERS』第2廻感想・考察


"はじめてのたたかい!"

  • 前回のあらすじ


墓石を破壊したァ―――ッ!!!

まあ、なんだ、うん。
記事タイトルとこのあらすじがやりたかっただk(ry

それでは前置きでやりたいことはやったのでシャーマンキングFLOWERS』第2廻「親戚が殺しに来た」の感想・考察です。

※当記事では「引用」に該当すると考えられる範囲で漫画本編の画像を使用していますが、もし問題等ありましたら、サイドメニューのアドレスまでご連絡ください。

  • 中学2年生VS中学2年生


シャーマンとしての力を発揮する機会を得ることができず、鬱屈した生活を送っていた花の元に現れた裏・麻倉家の葉羽。ついに訪れたシャーマンとしての戦いに、笑みを浮かべる花だったのだが…
葉羽の行動に、別の意味で笑うことに。
1ページ目で眼鏡だったのが、次の見開きでは眼帯と革手袋、腕章を装備し、カッコよく決めた葉羽ですが、どうやら花の目の前でわざわざ着替えていたらしい。
多分、葉羽にとってはこの格好が、戦闘時に真の力を発揮できる"本気服"のようなものだと思うのですが、もう少しやりようなかったのかな?
あのユルい葉でさえ、着替えは蓮が来る前に済ませていたというのに(笑)

そんな葉羽を中2(中二病)だと馬鹿にする花。
「え…?中2…?
 たしかに僕は中学2年だが 君が何故それを…!?」

意味を理解出来ていない葉羽。登場してまだ間もない頃ですが、この時点で既に葉羽のキャラの方向性が読者の中で固まっていた気がします(笑)


阿弥陀丸と憑依合体して攻撃する花、朧大凶と憑依合体して防御する葉羽。ここで憑依合体について葉羽が解説しているのは、FLOWERSからの新規読者のためなのかもしれません。そういえば"0"の時も葉が少し説明入れてましたね。
花に流れるアンナの血こそ脅威だという葉羽(大凶?)。裏・麻倉家にも、あの恐妻の存在は伝わっているようです。
阿弥陀丸の剣技を「古い」と評し、斬撃・朧斬月、移動術・凶車で花に迫る葉羽。見慣れない技に怯んだのか、阿弥陀丸in花は一撃を喰らうことに。

「カサでよかったなァ 昔の侍
 こいつがオレの自慢の長刀「大切」なら
 そのクソガキのどてっぱら今頃風穴空いてたぜ」

阿弥陀丸が"春雨"を持っていたように、大凶にも"大切(ダイキリ)"という刀があるらしい。その刀は今どこにあるのだろう?
現在、憑依合体時の武器としても、O.S.時の媒介としても"傘"を用いている葉羽ですが、"大切"はもう失われているのか、それとも何かの事情で行方がわからなくなっている?
今後、葉羽が"大切"と手に入れることでパワーアップする展開もあるのかもしれませんね。


大凶に返す言葉もない阿弥陀丸。不覚をとった自身を恥じると共に、相手の正体について考えを巡らせる。麻倉姓、葉羽が持つ面影、そして何よりも注意をひかれるのは葉羽が付けている眼帯。
葉羽が言うには、それはレプリカではなく、かつてハオが身に付けていたイヤリングそのものであるらしい。
ハオの直系である裏・麻倉家にとっては大事な遺産であるらしく、もう一つのイヤリングを持つ葉をいずれ始末するつもりであることを告げる葉羽。
O.S.月詠鉾を具現化させ、まずは花を殺すと宣言する葉羽だが…。

  • 倒すべき相手


「…O・Sだろーがこいつがどこのどいつだろーがかんけーねー
 何故ならオレは家のこととか知っちゃこっちゃねーからな」

「…だが 父ちゃんのこととなれば話は別だ」
「麻倉葉はオレがぶっ倒す」
「こいつがそれを邪魔すんのなら オレも幻食らわすまでだ」

なんと、前作の主人公にして自身の父親・麻倉葉を倒すのは自分だと宣言する花。これは葉に敵対する理由があるとか、葉を倒さなければならない理由があるとかいうわけではなく、父を超えるという意味合いなのかな?

息子である花と離れて生活している葉とアンナですが、その事情を花も少なからず知っているはずですし、それを理由に葉に敵意を持つことはないと思います。シャーマンとして戦うことが出来ない自分と違い、シャーマンファイトで活躍してきた葉に対して強いコンプレックスを持っている花ですが、それもまた憎しみを抱く要因にはならないはずです。
そう考えると、やはりシャーマンとして父親と対峙し、超えることが、自身のコンプレックスを克服することに繋がると考えているのかもしれません。

"フツノミタマノツルギ"を取り出した花に色めき立つ葉羽。かつてスピリット・オブ・ソードを生み出した媒介を手に入れるべく、花に攻撃を仕掛ける葉羽に対して花は…。


O・S鬼兜!!!
やっぱこういうシーンは否応なしにテンションが上がりますね!
マンタリテ版でも登場した花のO.S.鬼兜。マンタリテ版では白鵠に似た形で、肩当ての部分に鬼の顔がありましたが、今回見せたO.S.はその肩当て部分のみが具現化したような形状。
月詠鉾を受け止めた鬼兜が変形を始め、驚愕する葉羽。
お互いに手の内を明かしていない状態であり、正々堂々とした勝負とは言えませんでしたが、この戦いは花に軍配が上がったようです。


一方、前回のラストで花の危機を知った たまおは、竜さんと共に花の元へ向かっていた模様。巫力のぶつかり合いを感じ、焦るたまおに対し竜さんは冷静に裏・麻倉家を分析。
何故、彼らはシャーマンファイトに参加しなかったのか?裏・麻倉家の情報が連載開始前に出た際にも、この疑問はファンの間で話題になっていました。それに対する竜さんの推測は―――

「そいつら実は―――
 すんげェ弱ェってことじゃねェのか?」

その発想はなかった。確かに考えてみればそうなんです。麻倉本家を打倒するなら、シャーマンファイトという絶好の機会がある。にもかかわらず、彼らはシャーマンファイトには関与しなかった。"作者の後付けだから"というメタな考えを抜きにするなら、確かにそれしか筋の通った解答はないと思うんです。しかし、主人公の前に立ちはだかる敵が、弱いはずがない。そんな先入観があったので、この発想には至らなかったんだと思います。

  • "少年は、弱き己に悩んだ"



竜さんの推測通り、弱かった麻倉葉羽。月詠鉾の強大さを考えると巫力はかなりのもののはずですが、体が弱いため、一撃で倒れてしまったらしい。
この"裏・麻倉が実は弱い"という話の展開には本当に驚きました。前回、編集部の方が入れる最後のアオリ文はこんな感じになっていたんですが、

次号、裏・麻倉家の魔の手が幾重にも忍び寄る!!
その圧倒的な力差に…愕然!!

本当に圧倒的な力差だったな!強いのは主人公側だったけど!!

このアオリ文から今回の展開を想像できた人が果たしていたのだろうか…。編集部の方も今回の話を知ってた上でこのアオリ文を書いたとしたら、凄いですよね。何も間違ったことは書いてないんですもの。強いて言えば「幾重にも忍び寄」ってはないですけど、まあ、それは次回以降にかけてるって感じで。

花は一撃で倒れてしまった葉羽のために救急車を呼ぼうとしたが、携帯電話がなかったので走って助けを呼びに行くことに。スレた性格をしてますが、何だかんだで常識的なところが花の魅力だと思います。
最終的に勝ちはしたものの、葉羽に脅威を感じる阿弥陀丸。

「先の立ち回り―――
 ともすれば花殿は死んでござった」

葉羽のO・S月詠鉾に、阿弥陀丸は葉のスピリット・オブ・ソードと同じ力を感じたらしい。スピリット・オブ・ソードそのものと化していた阿弥陀丸がいうのだから、それは間違いのないことでしょう。葉羽の真の実力とは―――。

"敗者に漂う”王者”の資質!!"

  • 葉羽


2話にして本格的登場を果たした葉羽。花から中2、つまり中二病と馬鹿にされています。事実その言動は邪気眼系の中二病そのものなわけですが、バトル漫画でそれ言っちゃうってのが凄いですね(笑)
"邪な能力と持つ最初の敵"と公式サイトには記載されていましたが、蓋を開けてみればかなりボケ属性の強いキャラでしたね。
花の目の前で着替えたり、実は霊園の祠前で寝ずに花を待っていたり花がO・Sを修得してることを想定していなかったり!
そこは想定しておけよ!事前に考えてなかったにしてもせめてフツノミタマ出した時点で察せよ!と!突っ込まざるを得ない!!
そんなボケっぷりと、中2モードとのギャップが人気の理由の一つだと思います。

  • 星のイヤリング


今後、重要な伏線の一つになりそうな葉羽の装備・星の眼帯。ハオのイヤリングを亡骸から回収したものだそうですが、ではそれを回収したのは誰なのか?

片方のイヤリングは、葉羽も知っていたように葉が持っています。では、今葉羽が眼帯にしている方のイヤリングは誰が持ち出したのか?
個人的な予想ですが、それも葉なんじゃないのかな?
裏・麻倉家にイヤリングを持ってきた者がいると葉羽は言っていますが、それが誰なのか葉羽は知らないような気がします。それに、あの時ムー大陸にいたメンバーの中で、裏・麻倉家の存在を知っていたのは葉とアンナくらいのものだと思います。そう考えると、素性を隠して裏・麻倉に接触したんじゃないかな…と。そんなことをした理由は…何だろうな…。


阿弥陀丸をして「スピリット・オブ・ソードと全く同じ力」を持つと言わしめた葉羽のO・S"月詠鉾"。そもそも、スピリット・オブ・ソードがどんなオーバーソウルだったかを振り返ってみましょう。

・超・占時略決によって1万近い巫力を持つ葉が
"刀の精霊"に進化した阿弥陀丸を霊に
"刀をイメージしたO・Sの媒介としてこれ以上のものはない"とハオに言わしめたフツノミタマノツルギを媒介に
・さらに春雨を媒介として"二段媒介"で形成したO・S

それに対し、葉羽の月詠鉾は

・持霊は人間霊(推測)
・媒介は傘

…以上。この二つが同等の力を持つということは、それだけ葉羽の持つ巫力値が高く、O・Sの形成技術が高いということです。
今回の戦いでは、花がO・Sを修得していることを想定していなかったのと(何度も突っ込むがダメだろうそれ)、鬼兜の能力を知らなかったため、不意を突かれたというのが大きいと思います。一撃で敗れたのは体が弱いからでしょうし。
今後、万全の状態で花と戦うとどうなるのか、気になるところです。
…もっとも、現在の連載の状況を見てると、そもそももう一度花と戦う展開があるのかどうかが怪しい感じになってる気もしますが…
おっと微妙にネタバレ。
それにしても、ここで登場しているスピリット・オブ・ソードが何気に原色魂図鑑仕様になっているのが個人的にグッと来ます。今後も回想シーンなどで前作のイメージが出てきたとき、キャラデザインやO・Sデザインが、本編ではなく原色魂図鑑準拠のものになっていたら面白いと思います。

  • まとめ

今回の話で花は葉羽のことを中2中2と馬鹿にしていましたが、




花のこのセリフが一番中2力高かったと思うんだ。


第3廻の感想記事に続きます。


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