さよならさよなら絶望放送

  • 終わり.txt (更新日時: 2008年3月22日、15:10:54)

奈美「あーあ…」
絶望「おや、日塔さん、どうしたのですか、そんなにがっかりして」
奈美「どうしたって、とうとうアニメさよなら絶望先生が終わっちゃったじゃないですか。」
絶望「ああ…そうですね。でも、何をそんなに落胆する必要があるのですか?」
奈美「先生は悲しくないんですか?」
絶望「形あるものはいずれ壊れる…終わりとは、どのようなものであれ、必ず訪れるものです。むしろこの作品の場合、余計な問題を起こす前に終了してよかったと言えましょう」
奈美「まぁ…それはそうかもしれませんが…」
絶望「むしろ、いずれ終わってしまうなら、どう終わるかが一番の問題なのです!今の世の中、去り際を間違えて非難されることがどれだけ多いか…御覧なさい!やめるタイミングを間違えて国民から叩かれる総理大臣!話をまとめるのを放棄した結果、中途半端な最終回で連載終了!最終回はDVDのみ収録、とか!××××(検閲削除)オチだって、賛否両論だったのです!」
奈美「個人的には、あの終わり方はアリですけど…」
絶望「でもあの最終回を読んで、××××××××(検閲削除)った人だっているんですよ!どのような終わり方でも、大なり小なりの非難はつきものなのです!このラジオも、終わるのならアニメ二期が終了した今がチャンスですよ!どうせアニメ三期なんてないんだし、下手に長々と続けて三次元災害を起こす前に、さっさと打ち切ってしまったほうがいいのです!」
奈美「でも、DJCDはだいぶ先まで発売が決まってるみたいだから、夏までは続くみたいですよ、この番組」
絶望「絶望した!去り際を全く理解していないこのラジオのスタッフに絶望した!!」


さよなら絶望放送 第45回【ドゥエル長寿の首】OPドラマ原型(DJCD『始・さよなら絶望放送 第五集』収録)
採用時は絶望ネーム:西表ウミウシさんのネタと合作され、構成Tによりリライト。

つーことで。
絶望放送、マジで終わっちゃいましたね。

自分は基本的に気軽に物を考えるたちなので、48回の偽最終回の時も、一年前に微妙に終了フラグチラつかせてた時も終わるとは思いませんでした。
が、さすがに今回は早い段階で「あー、マジで終わるっぽいなあ…」と感じてました。
コーナーが次々終了+携帯版が本放送と足並みそろえる+構成Tのtwitterでの交流率上昇
これだけ重なると、さすがにねえ…。
とりあえず、終わっちゃったことですし、この4年間のいろいろをぶっちゃけてみたいと思います。「裏話」というほど大層なものじゃないし、期待されるほど面白みもないのですが。

  • 放送開始時

アニメイトTVのニュース速報(現在はなくなっている)で絶望放送が始まることを知りました。コーナー紹介やメール募集について書かれていたのですが、特に出すメールも思い浮かばなかったので、何となく頭の片隅に置きつつ日々を過ごし、更新日。
いやー、面白かった。
これまで聴いてたアニラジってそこまで面白いって感じるものがなかったんですよね。見てるアニメのラジオがあるので聴いてみても、退屈なので結局別作業しながらのBGM程度にしか聴いてなかったんです。例外は「武装錬金ラジオ」くらい。
ですが、絶望放送は聴いてて全然退屈しなかった。基本的に"ながら作業"が出来ない人間なので、ラジオを聴くことのみに集中してしまいました。
そして、「なるほど、このコーナーにはこういうメールを出せばいいのか」と思いつつ、当時amazonでDVDジャケが公開されたものの、すた茶さんは「No Printing」のままだったので、何となくそのことをメールしてみました。
まさか初投稿で初採用になるとは思ってもみませんでした。
電車内で吹きました。さすがに初採用された時のことはすごく覚えてます。

  • 最初の後録

発表された時、キャパを見て「うわ、これ絶対当選しないわ!でも行きたいなあ…」と思いつつ応募。まさか当選するとは思わなかったので、当選メールが来たときはものっそい喜びました。
『お客様整理番号 No.005』
と同時に、これは誤送信か誤記入じゃないのかと不安にかられました。
いやあ…今でも鮮明に思い出すなあ…
ミドリビさん、毛根死滅丸さん、絶望探偵ラビリンスさん、鮫肌の心さんの名前が読み上げられて歓声が起き、自分の名前が呼ばれた瞬間のあの静けさ。
まあ…そうなるだろうと思ってましたけどね…自分も歓声上げてましたしね…歓声上げながら「俺、なんでこの位置にいるんだろう…」と思ってましたしね…前の方の席に座れたのは嬉しかったけどね…。
そして、ありがたいことにメールを採用していただいたのですが、その時のネタに関して、そういえば今はどうなってるんだろうかと思い立ち、数年ぶりに調べてみました。



http://www.kingrecords-eshop.jp/zetsubou_dvd/

キングレコードにはがっかりだよ!

あの頃は割とネタが豊富にありまして。僕が唯一「投稿職人」と名乗っても石を投げられないくらいにはメール投稿頑張ってたと思います。とはいえ、あんまり考えて送っても採用されず、何となく思いついて何となく送ったメールのが採用されてた気がします。だからあまり記憶に残ってないのかもしれませんが。
ところで自分、全受賞者の中で一番驚いた自信があります。
まず、レジー賞に2回目があること自体想定外でしたし、自分がそれを受賞できるほど読まれた記憶もなかったんですよ。
そんで携帯版聴いてたらいきなり神谷さんが「ナゾレン来た!レジー賞!」つってて「!?」てなりました。
まさかのフライング告知。嬉しいよりも「何故!?」の方が強かったです。本放送を聴いて「ああ…そういう…」と思いました。
試しに元ネタwikiで自分の名前数えたら、毛根死滅丸さんと同じくらいでビビりました。そして某所のSZBH形式動画に「誰?」弾幕が発生してるのを見て「ですよねー!」と思いつつ地味にへこみました。
そして「レジー賞受賞者からのお礼メール」のコーナーに何送りゃいいんだ…と頭を抱えました。いや、だって、ねえ…。
結果的にああいう形に落ち着きましたが、「確実に読まれる枠が出来た以上、何かしらの形でネタを仕込まなければ!単純なメールじゃ駄目だ!でも俺に大層なネタなんかないよ!?」と結構なプレッシャーに一人で勝手に潰されかけていたため、原文はもう2つ3つくらいネタ詰め込んでました。いい感じにまとめて下さってありがとうございます構成T様。あと全乗っかりする形になってしまってすみません毛根死滅丸様。

  • ジンクス通り

ジー賞とったリスナーは採用率が減るジンクスがあるらしいのですが、自分もその例に漏れず。というか、もともとそんなに読まれた記憶がないので、個人的な印象としてはあまり差は無いように感じてたのですが、元ネタwikiで調べて見ると確かに減ってるなー、と。
ジーを取ったからというわけではなく、単純に時期的な問題でもあったんですけどね。学業方面が忙しくて、投稿自体、滅多にしなくなっちゃいました。

  • ブログ開始

ちょうどそのジンクスが発動し始めたころに、このブログもスタートしました。なので、このブログのタイトルも、とった賞内容が由来になってたりします。
一時期は、このブログで各回の感想書いたりもしてました。懐かしや。なので、この時期以降のことに関しては、ブログでそれなりに書いてたりします。

  • 谷怨とかきよ彦とか惨開とか

クジ運にはとことん縁がない僕なのですが、ありがたいことに公録には何度も参加させていただくことが出来ました。賊があの整理番号だったのが未だに謎ですけれど…。「座」は学業の予定と日付が被ってしまい、参加出来ませんでした…DJDVD化、ありがとうございます。
とりあえず、公録の裏話的なものを箇条書きで。

    • 谷怨の時、小林ゆうさんの直筆イラスト入りTシャツを実際に着てました
    • 谷怨で読まれたあのネタは、このブログにめぞん日暮里さんが付けたコメント由来です
    • きよ彦の時、ネヴァードロップと改蔵ファンブックをプレゼント交換会で嬉々として挙げてたらTに怒られました
    • きよ彦の時、テンパっていたため、何故か佐藤Dにネヴァードロップの感想を告げる俺
    • 惨開の時、東京の友人に物販列に早朝から代わりに並んでもらった結果、友人が風邪を引きました。マジゴメン
    • 惨開の時、開場前の真昼間、日比谷公園内でタケさんを目撃しました。話しかけたかったけど自重

だいたいこんな感じ。

  • そんなこんなで

終わってしまったものは終わってしまったということで、自分は割とあっさり受け入れてます。
ただ、DJCDの予定もまだありますし、これからもゆるゆると楽しみたいと思います。

パーソナリティのお二方、スタッフの皆様、楽しいラジオの製作、ありがとうございました。
公録等で実際にお話しさせていただいた皆様、ありがとうございました。リアルで絶望放送の話題が出来る友人が一人しかいないため、お話し出来て嬉しかったです。
twitterやブログでやりとりさせていただいた皆様、ありがとうございました。ラジオだけでは見えない面や、採用ネタの裏話等を聴かせていただけて、楽しかったです。
しかし何だかんだで、自分はアニメ4期も普通にありえると思ってるたちなので、そのうちあっさりラジオも復活するんじゃないかなと思ってたりします。それが実現することを祈りつつ、まずはアニメイトにDJCDを予約しに行くとしますかね。
ではまた、『さよなら絶望放送』。


DJCD さよなら絶望放送 携帯盤SZ-03K

DJCD さよなら絶望放送 携帯盤SZ-03K

DJCD さよなら絶望放送 第10巻

DJCD さよなら絶望放送 第10巻

P.S.
冒頭のアレを探してPCをあさっていたら、自分で没にした文学集ネタがあったので載せてみる。元ネタは宮沢賢治の『よだかの星』です。





町のなかほどへきて、だいちゅうはまるでワシが熊を襲うときにするように、ぶるっとからだをゆすって服を脱ぎ捨てました。
それから「裸になって何が悪い」と高く高く叫びました。その声はまるで草薙君でした。
町中を歩いていた人は、みんな目を疑って、キャーキャー叫びながら、いぶかしそうにFを見つめました。
だいちゅうは脱いで脱いで走りました。寒さに体は赤く火照りました。
衣服がなくなったために、身体をそれはそれはせわしく動かさなければなりませんでした。
それからしばらくたって、だいちゅうははっきりまなこをひらきました。
そして自分の体が今、燐の火のような青い美しい光になって、静かにはだかになっているのを見ました。
すぐとなりは、南国時代の久米田先生でした。
そしてだいちゅうは脱ぎつづけました。いつまでもいつまでも脱ぎつづけました。今でもまだ脱いでいます。

我ながら酷すぎた。