マンタリテ

なんかものっそい今更ですが、マンタリテの感想・・・というか、ツッコミどころの羅列を。

  • O・Sシール

使いどころが難しいシール。わざとだよね。このセレクトわざとだよね。某所で知ったのですが、たまおの服の柄が原色魂図鑑と微妙に変わってるんですね。

  • 原色魂図鑑

・ダム子にラザホー、O・S G・Sにガンダーラの残りのメンバーが載るのは予想通りだったんですが、まさかまんまサチが登場するとは・・・。こうしてみると成長したなあ、サチ・・・。仏ゾーンからマンキンに至るまでのストーリーもちゃんと読んでみたいものです。
・個人的には、ちびマルコが載ってないのが残念です。マンタリテの発売が決まった時点で原色魂図鑑が載るだろうというのは予想していて、「描き下ろし完結編で新たに登場したキャラ及びそのデザイン」と「これまでの魂図鑑で載せきれなかったキャラ」が載るのもなんとなく想像できてました。なので、24巻に出てきたチビマルコにも期待してたんですけどね。そういえばマルコって、フルネーム不明ですね。地味に謎が多いキャラなので、その辺の解説も欲しかったです。
・病んでるたまおがなんかイイ。「ヤンデレな妹」CDのジャケットの構図でたまおが包丁じゃなくて春雨持ってるビジュアルが思い浮かんだのですが、再現できる画力がない・・・。絵を描くのが上手な人、誰か描いてくれないかな・・・。
・機動天使は相変わらずかっけえなあ・・・。ルシフェルが黄色というのがちょっと意外。黒いカウンタックもあるので(JC版マンキンに写真掲載)普通に黒いものだと思ってたのですが、ラキストの愛車は黄色いカウンタックだったんですね。

  • SNAKE'S LEGS

・2ページ目を読むまでタイトルの意味に気付かなかった僕は高校時代の英語の成績最悪でした。そうだよね・・・legって「足」って意味だよね・・・なんで「卵」だと思ってたんだ俺・・・エッグじゃん、それ・・・。
・最終回のあとに「蛇足」のエピソードと聞くと「かってに改蔵」を思い出すのは僕だけではないはず。
・ラストのまん太のセリフ、全く同じ言葉でも使いどころが違うだけでこんなに意味合いが変わるものなんですね。

  • S.F.I.T 2000 公式プログラム

これ以上ないくらいの情報量。万辞苑やマンキンブックも十分素晴らしいものでしたが、これはすごいですね。武井先生が細かいところまで監修してるんでしょうか?まぁ、巫力値がところどころおかしい気もしますが。

    • 選手名鑑

・巫力値がちょっとわかりづらいなあ、と思ったり。初期値が蓮と葉は予選のときに公開されたものだったり、竜やファウストは本戦時のものだったり、万辞苑で公開された時のものだったりちょっと混乱します。蓮みたいにG・Sの恩恵を強く受けたり、大会中に修業をして強くなったりした人もいるでしょうし。初期値はS.F.が開催されて資格試験を受けたときのもの、最終巫力値が大会が終わった時点のもの(死亡キャラは死んだ時点でのもの)にすればよかったのになあ、と個人的には思います。

・パッチの巫力値だけ載ってないことが気になる人がいるみたいですが、個人的に予測を立ててみました。この公式ガイドはパッチが作ったってコンセプトです。そして、パッチ族の巫力を公開するということは、パッチの秘術「パッチソング」の効力がどれほどのものかを晒してしまうことになる。それを防ぐため、パッチ族の巫力は非公開・・・なのではないかと。

ガンダーラの巫力値が神クラスだらけで驚きました。持霊が神クラスなだけで、シャーマンはそうではないと思ってたのですが。よくよく考えれば、ガンダーラにいる以上みんな地獄での修業も積み重ねてるんでしょうし、これくらいあるのも当たり前なのかな。

・死亡回数もところどころ間違ってますね。すごく細かいことなんですけど、ガンダーラは地獄に五大精霊を奪いに行くために死んでいたはずなので、死亡回数はさらに1つ多いはずです。

・これまで不明だった持霊の霊力や媒介が明かされてるのは嬉しいですね。非常にどうでもいいことなのですが、ポンチの媒介がプランシェットではなくスケッチブックに変更されていることに気づきました。どうでもいいことなのになぜか気になる。なんでだろ。

ガンダーラの持霊写真は元の姿ではなくO・S状態のものですか。ちょっと残念。マリシテンとシャトラを見てみたかった。あと、アシュラ君のO・S状態がどのような形態になるのか気になります。ダイニチやフドウみたいに、巨大な姿になるのでしょうか?万に一つ再アニメ化したら、バッサリカットされてた天の試合もちゃんと映像化して欲しいなあ。あと、戦闘スタイルが「ネガティブ」なのが地味にツボでした(笑)。

    • 語られぬ大会記録

これが本当に素晴らしいのなんの。武井先生自らが書いたのでしょうか?それとも担当氏?担当氏だとしたら、帯のアオリや各巻のあらすじ含めて素晴らしい仕事ぶりですよ。GodJobですよ。
ハオ編の最後が「そして、」で終わりとか、ICEMEN編の「葉すら刃となる世界」「葉という刃の前で」の巧みな言葉遊びとか、カバラーズ編の「アニメじゃない」とか、はっきりとは描写してないのにセンジュ君の存在感をしっかりだしてるガンダーラ編、最後の最後に宣伝を忘れないパッチ編。文句なしの完成度。この公式プログラムの中で一番の読みどころだと思います。

    • その他、各チームごとの企画

全部感想書いてたらキリないので厳選して書きます。
・各キャラのインタビューは面白いですね。特にハオと蓮。アンナのインタビューは本編の補完にもなっていて読み応えがあります。サティへのインタビューはちょっとナマリ黙れ。
・「ちっちぇえ質問箱」もかゆいところに手が届く仕様。マンキンを読みまくってる読者なら誰もが抱いていたであろう疑問をバッサリ解決!ラストのミッキーの質問と回答で思わず吹き出しました。
・「MISSION黒星ブル」こうしてみるとヒドイ戦績ですね・・・。MISSION3のラ評がこれまたツボでした。マンタリテは設定集としても素晴らしい出来なんですが、ギャグも秀逸です。
・「カレー談義」このサティ特製カレーを「いつか作るものリスト」に入れておきました。つくったらブログに写真とか制作風景をアップする予定。ちなみに、他には「魚とバナナのスープ」がリストに入ってます。そんな僕はバナナアレルギー。ネタのためなら体張ります。
・「S.F.運営日誌」ニクロムが十祭司に補充されたのが思ったよりも早い段階で驚きました。てっきり本戦前くらいかと。
・「パッチオラクルアンケート座談会」ときどき誰が誰だかわからなくなったので、科学の教科書ひっぱり出してきました。「プラント内営業はやりすぎだったと反省」こんなだからパッチは貧乏なんだと思う。
・「オラクルコラム」望ちゃん何してはるんですか。
・「シルバが既婚者」マンタリテで一番驚愕した事実だったりします。

  • S.F.I.T 2000 公式記録

・「野良試合ダイジェスト」こうしてみるとごちゃごちゃしてますね。終盤を読んだ人の感想で「戦闘があちこちでやっててどこで誰が何してるのかわからなくなってきた」て人をよく見かけますが、週刊連載でなんとなく読んでるだけじゃ確かに混乱しますよね、これは。
・「持霊ランク一覧表」仏ゾーンメンバーが凄いなあ・・・。ところでエリザっていつの間に精霊進化したんでしょうか?

  • 刊行時期

地味に気になる矛盾点。公式ガイドの刊行時期なのですが、

2007年3月25日 発行

SNEEK'S LEGSでこの本が届いていました→SNEEK'S LEGSの時期は完全版最終回の直後→完全版最終回の時期は「あの日」から7年後→「あの日」は2000年1月→SNEEK'S LEGSの時期は2007年1月
こうなると思うのですが・・・。まぁ、細かいことはキニシナイ!後述しますが、マンキンで時系列の矛盾ってたくさんありますものね。

  • DIE Last Words.

・「ジャンプだけはやめておけ」これ、よく集英社発行の本で載せれましたよね・・・。まぁ、バクマンで内部事情とかあれこれ言っちゃってますし、集英社的にも「今のままじゃいけない」みたいな空気があるのかもしれません。
・「俺は物を作ってやるぜ・・・プラモだけどな!」なんという開き直りっぷり。
・「待たせなくてゴメン」いえいえ、十二分に待ちました。まぁ、打ち切りになったあの日から、「死ぬまでに続きが読めれば・・・!」と思い続けてたので、待とうと思えば待てましたが、さすがに付き合い切れずに離れちゃうファンの方もいるでしょうし、タイミング的にはやっぱりこれくらいがちょうどよかったのかも知れませんね。
・半年発言を始め、時系列での矛盾は結構たくさんあって、ずっと気になっていたのでここでフォローが入ってよかったです。
・「この作品は最初から阿弥陀丸みたいなのがいる世界なんですよ?」なんという説得力のある言葉。
・フラワーズの続きはそりゃあ読みたいですが、曖昧なまま終わる良さもあると思うんですよね。
・武井先生万歳!

  • 完全版完結によせて

何だか凄いことになってるぞ・・・
・じっくりかけて全部読みました。愛に溢れてますねえ・・・こんなにもたくさんマンキンファンの同志がいると思うとすごくうれしい気分です。
・この感想を書くにあたって、コメントの数を数えようかと思ったのですが、1ページで心が折れました。機会があれば・・・やるかな?

  • project KANG ZENG BANG

これ、もっと詳細に完全版が出るまでの経緯から刊行中の出来事を記せば、単行本1巻分くらい余裕で出せそうな気が・・・。(プロジェクト)エーックス!

  • 「悟れ。」「働け。」「愛せ。」「闘え。」

この広告ページいいなあ。しかしユンボルのサプライズって一体何なんでしょう?楽しみで仕方がありません。

  • フラワーズ

セミ、多!地球の環境破壊による温暖化を暗に示したものなのでしょうか。マグロも採れなくなってたし。
・何気に、フラワーズでは霊のセリフの吹き出しが二重じゃなくなってるんですね。
・「月刊と別冊を間違えずに」あー・・・僕も小学生のときにやったなあ、これ。ベイブレードやレッツ&ゴーの続きを楽しみにしながら本を開いたら、知らない漫画だらけというあの絶望感。コロコロ読者だった男子なら経験した人も多いはず。
・花と黽のオーバーソウルも原色魂図鑑で見たかった。特に超馬龍。見開き挟んでるせいで先端部分がわかりづらい!
・和気あいあいな阿弥陀丸と馬孫。予選3戦目の時の睨み合いを考えると微笑ましい光景です。
・スーツが全然似合わないビルとザンチン。ブロッケンは似合ってる気もするけどなんか違う。
・「修験の極みを!×3」27巻の原色魂図鑑でわかってたことではありましたが、実際にみると迫力が違いますね。
・「ポンチ」「コンチ」「ミンチ」かけてあることに今気付いた。
・国宝級のシロモノを床に叩きつける中学生。もっと丁寧に扱いましょう。
・まさかここでウルティモとリンクするとは。小ネタ遊びだとわかっていても、「機巧童子ULTIMO」の背景にフラワーズのキャラがちょこっと出たりするんじゃないかと期待してしまいます。
・「猫は寂しい人になつく」いいタイトルだと思ってましたが、まさかこんな形でネタになるとは・・・。
・おじさんでヒマ人で神様でプリンセスで千の風で猫になつかれるハオ様。嘘みたいだろ・・・ラスボスだったんだぜ・・・この人。
・三代目アンナ登場。バイクに乗ってるあたり、初代アンナのさらに先代、読切版アンナを連想させます。
・「次回『となりのコロロ』!!」ジャンプ恒例の嘘予告の臭いを感じるのは僕だけでしょうか。
・「みかん!」武井先生最高だよあんた。しかし、打ち切りの時のネタをここまで生かせる作者って他にはいませんよね。しかも、それがファンから受け入れられてるってのがまた凄い。プリンセスはさすがにトラウマになってる人もいるでしょうけれど、最後の最後までハオはプリンセスだったと思います。


というわけで、マンタリテの感想でした。全部読むのに丸7時間(僕基準)という膨大な情報量。そしてその時間を無駄にしたと思うことは決してない納得の内容。速攻で売り切れるのも頷けます。
・・・増刷はまだですか?