『恐山ル・ヴォワール』のイタコ騒動


蘇り続けるマンキンの系譜。
この件については既にあちこちで取り上げられてて既にご存じの方も多いと思います。
とりあえず、下記のサイトを読めば大体の流れは把握できるかと。
林原めぐみさんが「恐山ル・ヴォワール」を“歌ってみた”? ニコ動に謎の投稿 - はてなニュース
TAKEIFAN!! : さまざまなネットメディアによる「『恐山ル・ヴォワールを歌ってみた』本人疑惑」報まとめ
自分でもtogetterでまとめとか作ってみました。

初音ミク『恐山ル・ヴォワール』が武井宏之先生公認になった経緯と『イタコ騒動』の推移 - Togetter
このまとめを作成した理由ですが、ニコニコ大百科などで、かの曲が武井先生から公認されたという事実は知ってる人も多いと思うのですが、該当ツイートを実際に見た人はあまりいないのではないかと思いまして。
当時から武井プロダクションさんをフォローしてた人なら当然TLに流れていたと思いますが、twitterは昔の発言を追いづらい点もあるので、実際にどのようなやり取りを経て公認曲となったのかを知ってほしいと思い、改めて当時を含めたまとめを作りました。
いやしかし、まさか原作漫画だけでなく、この曲まで復活することになるとは…しかもこのような形で。
自分が元曲の動画を久々に見に行ったら「うp主は幸せ者」というタグが付いているのを見てほっこりしました。本当にかぴたろうさんは幸せ者だと思います。一ファンとして、新曲も期待して待っています。

ちなみに、『恐山ル・ヴォワール』は、完全版のあらすじが素晴らしいのですよ。僕はこのあらすじだけで涙腺が緩みます。読んだことがない方は是非。この巻に限らず、完全版はシリアス調、ギャグ調を使い分けた、とても良いあらすじ揃いでした。

"千年余の夜行列車・・・終着へ発て。"

小学4年生の冬休み最初の日、オイラはじいちゃんから「ヨメに会って来い」って言われて青森に送り出された。旅のお供はねこまたのマタムネ。オイラの初めての持霊になってくれた猫の霊は、麻倉家に1000年も仕えてきたらしいすげぇ霊だった。…え? 嫁の話はどうした? …Tシャツ1枚で道に飛び出したオイラの前にアイツが居た。そして「通行の邪魔よ」「死ね」…そう言ったアイツの横顔は、白い頬に寒さで微かに紅が灯って――『恐山ル・ヴォワール』。前編を収録。
集英社_書籍・文庫検索


"千八十の夜行の列・・・執着を断て。"

その冬、おおつごもり、ヘンなネコの霊を連れて、あたしのダンナがやってきた。ユルくて、ビンタぐらいで泣いて、寒さに鼻水流して、紅白歌合戦でボブなんか見たがって、スケベで、昼間からいやらしいこと思い浮かべる変態で、あたしの苦しみも哀しみも痛みも怨みも何一つ分かりやしないくせに立ち入って、立ち入って、あたしの心に立ち入って、ふすまごしに「なんとかなる」って約束して、初詣に連れ出して、かけがえない人になって――『恐山ル・ヴォワール』。後編を収録。
集英社_書籍・文庫検索


さて、気が付けば「武井月間」(かってに命名)である11月までもう1週間を切ってしまってるんですね…武井宏之先生の作品が1ヶ月間でこんなに出る月が来るとは思ってもみませんでした。
最近、「終わったコンテンツ」だの「終わらないコンテンツ」だのといった言葉が流行っているようですが、それに当てはめて言うなら
シャーマンキング』は「終わるたびによみがえるコンテンツ」だと思います。
シャーマンキングに限らず、他の武井先生作品にも言えることかもしれませんけど。

では『恐山ル・ヴォワール』をリピートしながら、11月の到来を待つとしましょう。
それと、ドラマCDも棚から引っ張り出さなければ!久々に聴きたい気分になりました。かぴたろうさんの曲も素晴らしいですけど、マタムネの朗読も凄くいいので、ドラマCD聴いたことない人はこの機会に買えばいいんじゃないかな!
ぐーちゃんが出ないのが難点だけど!

シャーマンキング 恐山ル・ヴォワール (SHUEISHA JUMP REMIX)

シャーマンキング 恐山ル・ヴォワール (SHUEISHA JUMP REMIX)