語り部

ついに葉くんたちは、魂の旅、その最果てに辿り着いたんだ。目指す玉座には一人の王。
この星で、最も力強く、最も残虐で、最も寂しい、独りの王。
ぼくは、君たちは、知ることになる。
喜んだこと怒ったこと哀しんだこと楽しんだこと、すべてに意味があったって。
思わずツッコんだこと、すべてに意味があったって。
長い長い長い長い長い旅路、すべてに意味があったって。
葉くんたちと同じように「一度死んでよみがえった」この物語、すべてに意味があったって。
シャーマンキング完全版。
ジャンプ史上初「380ページ描き下ろし」真・完結編。全話描き下ろし第27巻。
星へ。王へ。万霊へ。そして、君たちへ。

シャーマンキング完全版最終巻、あらすじはまん太。思い返せば、JC版コミックスのあらすじはすべてまん太によるものでした。
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まん太はこの物語における「語り部」なのです。終盤になるにつれて出番は少なくなっていたものの、「シャーマンキング」は葉、アンナ、ハオ、この誰でもなく、まん太の物語だったと思います。
その3人がメインではありましたが、まん太がいたからこそ、物語が進んだといいますか・・・。思えば、初期の頃は葉のモノローグは皆無に近く、完全にまん太視点でのみ話が進んでいたと思います。ストーリーが進むにつれて、葉がまん太と離れて行動する事が多くなったため、必然的に葉自身のモノローグも増えていきましたが、あくまで、この物語はまん太が語っているように思えるのです。
だからこそ、ラストのこのあらすじは、まん太にふさわしいと思います。
そして、表紙もまん太。この表紙、憑依装丁はどうなっているのか各所で話題になっていますが、いっそカバーにはタイトルと巻数で、本体はまん太だけっていうのもシンプルでいいと思います。
カバーがまん太で本体に後姿の花が・・・なんて電波も受信しましたが、もしそうだったら終盤で鬱展開間違いなしですね。まぁ、無いとは思いますが。
マンキンネットにて毎日正午に更新されているサブタイトル、第300廻のものは公開されていません。やはり、最終話のタイトルだけはコミックで確認しろということでしょうか。シンプルに「エピローグ」のような気もしますけど。
とりあえず、本日深夜に公開される「ど根性豆の木」を楽しみにしたいと思います。
最終巻は・・・発売日に買えるといいなあ・・・やっぱり一日遅れかなあ・・・。