DVD-BOX1-愛のかたちBOX-

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本日発売されたマンキンのDVD-BOXについて紹介したいと思います。

ボックス

以前から情報があったように武井宏之先生の描き下ろしです。
上に表示してあるように、表面に葉、アンナ、まん太、阿弥陀丸(人魂モード)、たまおの5人が描かれています。完全版の冊子に載っていた仮イラストでは、たまおの位置に木刀の竜がいたのですが、彼は裏面にいました。
裏面には竜、ファウスト、エリー、ミリーの4人。エリーとミリーはアニメオリジナルのキャラなので、原作者の武井先生が彼女達を描いたのはこれが初めてな気がします。BOX2,3で他のアニメオリジナルキャラを武井先生が描く可能性も考えられますね。

ディスク

通常版のDVDとは違い薄いケースに入っていました。僕は過去に他の作品のDVD-BOXを買ったことがないのであまりよく知らないのですが、だいたいこういうものなんですかね。

ディスクは7枚。第一廻「幽霊と踊る少年」から第二十四廻「不死身の道円」まで収録されています。ちょうど道家編までが収録される形ですね。BOX2は第二十五廻「シャーマンへの旅」からの収録なので、アメリカ編からということになります。
中のDVDケースのイラストは通常版と同じものなのですが、通常版では5巻からデザインが変わっていました。
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上のが通常版のジャケットです。見ての通り、1〜4巻と5,6巻ではデザインが違います。

こちらがBOXのジャケット。1〜4巻も5巻以降のデザインに統一されました。愛のかたちは元のままです。

裏面は基本的に通常版と同じですが、上のように一部、BOXの描き下ろしイラストに変更されているものもありました。

ブックレット

16ページとありますが、これは表紙と裏表紙を合わせたページ数なので、実質的には14ページです。
そのうち、12ページは通常版のDVDに封入されていた紙の再録で、このBOXに収録されている話のあらすじと、本編の画像が数点載っています。
「シンバは霊を巫力によって具現化されており」とか「ファウストィ世」とか、明かな誤植や日本語の間違いが多々あるのですが、気にしたら負けです。というか、日本語の誤用については僕も人のこと言えないので。
残る2ページは水島精二監督のインタビューでした。ここで初めて明かされた事実などもあり、面白かったです。部分的に触れたいと思います。

監督として参加したきっかけはアニメ雑誌のインタビュー

アニメージュ(1999年12月号)のインタビューで「シャーマンキングをやりたい」と言ったのがきっかけで話が来たそうです。結構簡単に決まるものなんですね…。1999年12月号ってことは、発売されたのはその年の11月くらい?その時点でマンキンは始まって一年とちょっとくらい…えーと、単行本に書かれてるジャンプに掲載された号数から推測するに、予選最終試合の葉VS蓮の終わり頃から道家編の始まりが掲載されてた頃かな?
このことから考えると水島監督は原作が始まった頃からのファンだったみたいですね。このあと監督はマンキンの魅力について語っています。

最初は原作通りにアニメ化しようとしていた

制作サイドからの要望で、アメリカ編からオリジナルにすることになったそうです。監督は「『原作クラッシャー』と呼ばれているけど、自分から変えようとしたことはない」と語っています。まぁ、マンキンハガレンも放送期間が決まってましたから、完全に原作通りにすることは出来ませんしね。

葉とアンナが「寝る」シーンについて

「子供向け番組だからこのままでは出来ない」という判断があり、テレビ局側と話し合って変えたとのこと。仕方ないのかもしれませんが、あまり直接的なシーンじゃないですし、子供が見ても「そういう風」には見ないと思うんですけど…。自分もアニメ見てた当時に原作のあのシーン見た時は普通に「一緒に寝る」ってことだと思いましたし。後々になってあのシーンの意味に気付きました。
ちなみに監督は「今だったら大丈夫かもしれない」と語っています。

武井先生とは特に後半、いろいろやりとりしていた

原作の絵柄の変化についての話など。武井先生がアニメの絵に歩み寄ったりしていた、などのエピソードが載っています。そういえば「NARUTO」の岸本斉史先生も「アニメの絵に似てきた」って単行本で言ったり、「さよなら絶望先生」の久米田康治先生もアニメの絵の影響受けてる感じがありましたね。マンキンだとゴーレム編の絵柄がそんな感じだった印象があります。

タツでミカン食ってるやつ

や、次回予告のギャグテイストはシリーズ構成の小出克彦さんのアイデアだそうです。正月特番、今のところどのメディアにも収録されていません。BOXでも、現在確認できる情報では収録の予定はありません…どうにかして収録してほしいのですが。インタビューでは、この話が収録されるかどうかについては触れていませんでした。

最初は1年の企画だった

7月から開始だったから、他の新番組と足並みをそろえるために13本延長になったそうで。確かに、番組改編期としては7月よりも10月の方が多いっぽいです。最終回1話前の次回予告でも突っ込まれてことですが、ここで事情が明かされました。

完全版で完結を迎えたら、そのアニメ化をやってみたい

序盤の原作準拠の回はとても面白かったし、後半のオリジナルは不満もありますが、結構楽しめたので、原作通りのアニメ化があるなら是非見たいですね。

他にもアニメのあの終わり方についての話など、読み応えのあるエピソードが盛りだくさんでした。全部読みたい人は今すぐ購入だ!

ブックレットとは別に完全版の広告の紙が入っていました。1〜12巻の表紙に「キミに、とどけ。」と、アニメ後期OP「Northern lights」の歌詞。「Over Soul」の『よみがえれ』もそうですが、アニメの曲は原作の内容を理解した上で作詞されているのがよくわかりますね。非常によく合ってます。

また、原作は読んでいるけどアニメは見たことがない、という方は、このBOXに収録されている回だと、基本的に原作通りの構成なので試しに見てみるのもいいと思います。ただ、BOX2以降はオリジナルの要素が強く、原作ファンだと拒絶してしまう人もいる内容なので少し注意が必要です。

以上、シャーマンキングDVD-BOX1の紹介でした。買うかどうか迷っている人の購入のきっかけになれば幸いです。

シャーマンキング DVD-BOX1-愛のかたちBOX-

シャーマンキング DVD-BOX1-愛のかたちBOX-